※本記事は、合同会社インクルーシブソリューションズが、HiPro問題とそれに付随するパーソルグループ内のガバナンス問題に関し、パーソルホールディングス株式会社の株主として、また、デジタル時代における外部からの監査的視点(通称「デジタル監査」)を担う立場として検証するものです。特定の個人や企業を断罪することを目的とするものではなく、外部から観測可能な事実関係と、その表記が持ちうる意味について整理し、IT業界・人材業界双方の公益の観点から、注意喚起を行うことを目的としています。
2026年4月5日現在、パーソルキャリア株式会社が運営する「HiPro Tech」の統括責任者であった野村鉄平氏を名乗るLinked Inアカウントが、別人によって不正利用されている可能性があるため、ここに注意喚起します。
HiPro Techで、かつて統括責任者であった野村鉄平氏について
野村鉄平氏は、2025年初旬ごろに、自身が統括するHiPro Techサービスについて、組織的な不正の疑義を指摘されたのとほぼ同じタイミングで失踪し、今現在まで稼働・勤務の実態が不明な状態となっていました。本失踪事件も含め、一連の経緯はHiPro問題と呼ばれ、社会的議論の的となってきました。
参考までに、MicroSoft社が提供する検索エンジン・Bingで「野村鉄平 現在」と検索した際の、検索結果の要約を引用します。

現在、野村鉄平氏の消息は不明であり、彼の失踪に関する情報はパーソルキャリア株式会社の公式発表やインタビュー記事には記載されていません。彼の失踪は、パーソルキャリアの従業員名簿の管理不全や、組織内の管理体制の問題を引き起こしており、彼の所在を明らかにすることは、パーソルキャリアの監督義務違反として問題視されています。
しかしながら、野村鉄平氏のもつLinked Inアカウントが、2026年4月5日時点においてなお不審な動きを示しています。したがって、アカウントが別人による不正利用の被害に遭っている可能性が懸念されます。
野村鉄平氏がLinked Inアカウントを持つことは、公式情報からも確認できる
野村鉄平氏がLinked Inのアカウントを有することは、パーソルの公式サイト上でも確認できます。
したがって、

公式サイトによれば、アカウントのリンクは、
https://www.linkedin.com/in/teppei-nomura-319590226/
とれます。
したがって、本アカウントは、本人のなりすまし・偽アカウントなどではないと考えられます。
他人の投稿に”いいね”するなど、勤務実態と整合しないSNS運用が現在も継続中
野村鉄平氏のアカウントによってなされた最近の”いいね”の投稿は下記となります。

自社の責任者失踪事件を放置するパーソルキャリア 労務管理は健全か
以上のとおり、野村鉄平氏名義のLinkedInアカウントについては、本人に関する説明不在の状態が長く続いている一方で、外形上はなお反応が継続しているように見える。このような状態において、当該反応が本人の意思によるものか、正当な管理権限に基づくものか、あるいはそれ以外の関与によるものかを、外部の閲覧者が判別することはできない。
もっとも、本稿が指摘するのは、不正利用を現時点で断定することではない。
そうではなく、本人関与の有無が不明なまま、本人名義アカウントが社会的信用と結びついた形で反応を続けているように見える以上、アカウントの管理実態について不正利用の懸念を抱かせる状況が生じている、という点である。
とりわけ、HiPro Techのように人材・信用・職歴情報を扱う事業においては、関係者の実在性、権限、意思表示の真正性は軽視されるべきではない。
仮に本人以外の関与が存在しないのであれば、その点を明確に説明すれば足りる。
しかし、そうした説明がなされないまま、外形上の反応だけが継続するのであれば、閲覧者に誤認を生じさせるおそれがあり、企業としてのアカウント管理体制や情報ガバナンスにも疑義を招く。
パーソルキャリア株式会社においては、少なくとも、当該アカウントが現在どのような管理状態にあるのか、本人以外のアクセス権限が存在するのか否か、閲覧者に誤認を与える状態が放置されぬよう、管理を徹底する必要があるはずだ。
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